最上川船下り

”五月雨をあつめて早し最上川”

松尾芭蕉は「奥の細道」へ旅にでる。その旅は800年前、最上川を船で上った源義経の足跡を訪ねる旅でもあった。ロマン溢れる船旅は、芭蕉、義経を思い浮かべながら又、山形で撮影した「おしん」の映像そのものでもあった。
千人堂

仙人堂は義経一行が立ち寄り従者の常陸坊海尊が建立したといわれ、一方松尾芭蕉は、紀行文「奥の細道」に仙人堂のことを記しています。
千人堂から見る最上川は素晴らしい景色・・・古びた灯篭・石段が印象的でした。
銀山温泉。

大正ロマンが漂う銀山温泉は「おしん」の舞台にもなった。ガス灯や壁画が古びた温泉街に華を添えている。奥には白糸の滝が残雪の中、轟音を轟かしていた。そこの足湯は熱いが旅の疲れをとってくれた。
米沢城址公園
鎌倉時代に築城され長井・伊達・蒲生[がもう]・上杉の歴代藩主の居城となり、舞鶴城・松岬城とも呼ばれた
上杉謙信が後世に残した家訓16か条が石碑に刻まれている。
上杉神社
天正六年(一五七八年)三月十三日、戦国の名将上杉謙信公が越後の春日山城に四十九才で急逝された時、その遺骸を城中不識庵に仏式を以て鎮祭され、二代景勝公が会津を経て米沢に移封されるに当り、祠堂を米沢城内に移して仏祭を厳修しそれ以来二百六十年に及んだ。明治の世を迎え祠堂のまま神祭に改め、米沢藩中興の名君鷹山公を合祀して上杉神社となる。
山形は、アカデミー賞「おくりびびと」のロケ地でも有ります。鳥海山を背景にチェロを弾く本木くんの映像が脳裏に浮かびます。
春には程遠い東北の旅でしたが残雪が私の心に強く刻まれ、忘れえぬ思い出に成りました
                         

3月30日

最上川下りと銀山温泉の旅