鶴見川の源流近隣に沢山のお雛様を飾る家があります。
毎年、お雛様や吊るし雛など飾りますが、飾るのに2日もかかるそうです
その中には300年前の古今雛がありました。
丸顔に引目鉤鼻の優雅な顔が特徴で、
18世紀後半の江戸でもてはやされ、公家や上級の武家の間では流行とかかわりなく雛の本流とし て長く重んじられたといわれています。
当時の人々の王朝文化へのあこがれを反映していると言われています。
明治時代以降の雛人形は、この古今雛を踏襲したものだそうです。
一部は修正されているとはいえ
洗練と優婉がほどよく混和した江戸文化の粋を目の当たりにし、往時に想いを馳せました。

鶴の模様の手毬

日本刀

古い掛け軸の一部

吊るし雛

古今雛