2016・7・12(火) | |
シネマ歌舞伎鑑賞を5名で参加 圧倒的な演技力に、ただただ茫然!! 現代語を使っていながら、見栄や立ち回りでは歌舞伎のお約束も巧みに取り入れ、まさに緩急自在の大舞台だ。 そして何よりも、勘九郎、七之助、染五郎、彼らが凄い役者に成っている。 役に没頭する彼らの気迫から、一瞬たりとも目が離せない。見逃してはいけない、という気持ちよりも、気迫に押され目を逸らすことができない。 シネマならではの カメラが寄ってくれるおかげで、その表情、目つき、口元、肌、滴る汗、全部見せつけてくれる。 その熱量が画面から強烈に感じる。 茫然、驚嘆、陶酔、そして感涙。 荒ぶる神・アラハバキの神秘さ、伏魔殿たる朝廷の闇の深さが実にいい。 阿弖流為や田村麻呂の描写には、解らない歴史があったけれど、終焉後の彼らの心理描写としてはほぼ納得のいく筋書きだと思った。あの、敵でありながら信を置ける男同士であった二人の悔しさこそが、この物語の肝なのだ。 3時間5分の上映時間 余韻を残し「大戸屋」での遅い昼食を済ませる。 |