東京都美術館展魅惑の印象派を観に上野まで行きました。
ロンドンにあるコートールド美術館の創設者は実業家サミュエル・コートー
ルド(1876年~1947年).
卓越した審美眼を持つコレクターでもありました。
特に印象に残ったマネの晩年の傑作「フォリー・ベルジェールのバー」右の写真は観る
ものをひきつける。女性の表情・鏡に映る人物の不思議さ。卓上にあるものの繊
細さと後方の人物の曖昧さが何とも言えない。傑作は人々を魅了し続ける。
もう一つの傑作、ルノワールの「桟敷席」。後方の男性はオペラグラスを
舞台ではなく客席を覗いている。女性の陶器のような白く滑らかな肌
印象派の作品は現在でも通じる穏やかな優美を持っています。
久し振りの美術鑑賞。本物の凄さを感じた一日でした。