階段の中間で大きな提灯を梯子を横にしたようなものに結び花火が上がるのを待ちます。
村人がおこした火で花火を9発あげます。木々の間から見える花火が祭りのクライマックス。、
青鬼神社までたどり着き「善鬼大明神」に祝詞を奏上することで神様のご神徳をいただき集落の
繁栄をいのります。夜の神事は9時を過ぎていました。
初めて見る「火揉みの神事」以前は300人ほど住んでいた村人は現在は22人。この祭事に子供は
たった3人の兄妹だけでした。先人たちから受け継いだ神事。
素朴で伝統あるこの神事をいつまでも受け継いでほしいと願うばかりでした
起こした火を提灯のロウソクに | 氏子が先に行く | 青鬼神社の灯篭に火を燈す | その後から村人が太鼓をたたき大きな提灯を持って 青鬼神社へ |
2018年9月20日 青鬼集落の神事が行われます。
遥か昔、鬼無里村に鬼のような大男が現れ、村人を苦しめていました。そこで人々は、
岩戸山の中腹(青鬼集落の近く)に位置する底なし穴に大男を閉じ込めたのです。
しばらくして、その大男が大穴を抜ける際に魂が入れ替わり善人となり、村のために
尽力しました。これは神の使いであると信じ「お善鬼様」として祀るようになりました。
現在も、青鬼集落には善鬼大明神を祭神とする「青鬼神社」が鎮座しており、
昔から続く祭事「火揉みの神事」が執り行われます。
「お善鬼様の館」に村人が集まりました。雨も強く大変です。
来客を氏子が迎え皆さんで膳を囲みます。夜7時から火揉みの神事が始まる予定でしたが
村長さんが遅くなりそれから神事が始まりました。木は湿気が多く火おこしが大変です
祭りの半被を着て手から手へ続けて行います。村人が団結して行われる「結」の精神です。
20分程で火が付きました。その火を提灯のロウソクに付け青鬼神社の灯篭に火を燈します
雨が降り続き狭い300段の階段を山の中腹まで登るのですが・・・・夜なので足元は真っ暗
暖かく迎えてくださった青鬼集落の人々には感謝の気持ちで一杯です。
美味しい紫舞のお結び忘れられません。有り難うございました。
村人があげる花火 | 以前は各家にひとつは あったという |
雨の中の青鬼神社 | お参りする村人 |
来客と村人たち | 火揉みの神事 | 火をおこす | 火が付いた瞬間 |